開運したとは
我々のゴールはどこでしょう？どういう状態が開運、成功したといえるのでしょうか？人により価値観が違うので、そのゴールは違います。例えば、おなかがすいた人は、おなかがいっぱいになった状態が幸せでしょうし、山登りが好きな人は、山の頂上にたどり着いた時に幸せを感じるでしょう。我々はそんな多様な価値観を持っていますが、おおむね五つの状態にあれば開運したと判断して良いと思います。それは、不安が無く平常心でいられる時、悩みが無くものの道理がわかった時、束縛されず好きなことが自由に出来る時、自分の行きたいところへ行ける時、愛している人に愛される時、そういう状態の時に、開運した、成功したと言っていいのではないでしょうか。
開運の状態の種類
開運は、仏教の五つの如来様の徳として知ることが出来ます。一つ目は、心が安定していて何物にも動じない力です。どんな困難も、苦しみも、つらいことも乗り越えて平常心でいられる能力です。二つ目は、物事を達成できる力です。何か目標があった時、どんな難しい仕事でもやりこなすことが出来ます。三つめは、すべてを愛す力です。みんなを愛し、愛されることが出来ます。四つ目は、トラブルを乗り越えることが出来る力です。生きていれば、天災に在ったり、病気になったりトラブルがつきものです。そのトラブルを乗り越えることが出来ます。五つ目は、未来を切り開く力です。未来を切り開いて、思い通りの人生を歩むことが出来ます。
① 大日如来 悟りを開いて迷いや恐れがなくなった状態です。満ち足りた平常心を保つことが出来ます。
② 不空成就如来 真実を知る力。真実を知ることで、何をどうすればどうなるかが分かり悩みがなくなります。
③ 阿閦如来 未来を切り開く力。現状がどんな状態でも運命を切り開いて好きなことが出来ます。
④ 宝生如来 愛を得る力。尽きることのないあふれる愛を与えるため、自分が愛されることが出来ます。
⑤ 阿弥陀如来 自由に好きなところへ行く力。過去の悪い物やしがらみを除いて、自由に好きなところへ行けます。
超開運とは
超開運とは、開運し切った状態です。開運するには、目に見えない徳を積むことが必要です。その徳が無限にループすると超開運出来ます。お金に例えると、すごく働いたり投資をして2億円貯めたとします。2億円を資産運用すると5％収益があがり毎年１千万円入ってくるとします。日本の平均年収が約500万円ですので、2倍くらいです。普通の生活をしていれば、とても使いきれない金額です。そうすると使うお金より増えるお金が多くなり、何もしなくてもどんどん増えていきます。この状態が超開運です。徳がどんどんたまっていく状態です。
開運のまとめ
今回は仏教を例として開運、成功の状態を紹介しましたが、他にも沢山あります。儒教では、仁義礼智信の五常という徳目があります。中国では五福というものがあり、「長寿、財産、健康運、好徳、善終」で、この五つの福が揃うと幸せとされています。ぜひ皆さんも目に見えない徳を積んで、幸せになってください。幸せになるためには「六波羅蜜」という道があります。