努力してもうまくいかない?運命に逆らっているような気がする時に見てみよう。

運命に逆らっている?

こんなことはありませんか?

 ・努力してもうまくいかない。

 ・なぜか不幸なことが起きる。

 ・あと一歩というところで邪魔が入る。

 ・運命に逆らっているような気がする

運気には流れがあり、昼があれば夜があるように陰陽交互にめぐっています。この運気に流されないためには、流れに左右されないほど良い運命を造ること、すなわち徳を積むことです。

運命に流されないためには徳を積むことが必要。

徳を積むには?

運命に負けない強い徳を積むには、悪いことをしないで良いことをすればいいのですが、学校では教えてくれないため何がいいことかわからないと思います。そこで6つの良い行いを記載します。仏教では六波羅密と言われています。

1.施し

一つ目は施し(布施)です。他人に施しをすれば徳を積むことになります。ただ、これには注意も必要です。施し方によっては手持ちのお金が無くなって自分が不幸になる事があります。三方良し、施した人も、施された人も、世の中も良くなるように施すと、一足す一が二ではなく、三にも四にもなって戻ってきます。

例として、悪徳商法で、この美術品は大変貴重なもので2千万円の価値がある。でも今お金が必要なので、1千万円で購入しないか?との話に乗ってしまい詐欺師に施しをしてしまうと、詐欺を働いた人は捕まり、あなたはお金が返ってこなく、警察は余分な仕事が増えます。三方悪しになり、次はあなたが詐欺師になってしまいだれかをだまして警察に捕まってしまうかもしれないですし、あなたが警察になった時には仕事が増えてしまうという因縁を造ってしまいます。

もう一つの例として、あなたがお弁当屋さんのパートで、同僚が体調不良で早退し、2人分の仕事を何とかこなしたとします。この場合、会社は何とか予定のお弁当を作ってお客様に提供して、お弁当を頼んだ人はお昼ご飯を食べられて、あなたは会社からの評価が良くなります。次は、あなたが会社を経営している時にトラブルがあったが何とか乗り越えられることが出来て、お弁当を頼んだ時も無事届きます。布施はお金だけではありません、周りの人の為になることです。

2.耐える

次に徳を積む方法は耐える(忍辱)ことです。どんなはずかしめ(辱め)を受けても耐え忍ぶことが徳積になるというものです。

例として、会社でみんなの前で恥をかかされたとします。そこで我慢できずに会社を辞めてしまうと、あなたに恥をかかせた人は社内で処分されて、あなたも仕事が続かず生活に困ってしまいます。その場では耐えて、お金をためて計画的に転職すれば周りもそのままで、あなたは本来いるべき場所へ転職することが出来ます。

アンガーマネジメントという書籍が昨今話題になっています。興味のある方は調べてみてください。自分で怒りの感情をコントロールすることで耐える努力が出来ます。

3.悪いことをしない

悪いことをしてしまっては、いくら良いことをしても帳消しになってしまいます。ブレーキをかけながらアクセルを踏むようなものです。悪いことって何?と思う方が多いと思います。仏教では十善戒という戒律があり、その戒律を守れば地獄に落ちないと言われています。

① 無駄に殺さない(不殺生)

② 盗まない(不偸盗)

③ 人の道に外れた恋愛をしない(不邪淫)

④ 妄想で人を惑わさない(不妄語)

⑤ きれいな言葉でうそをつかない(不綺語)

⑥ 悪口を言わない(不悪口)

⑦ 二枚舌を使わない(不両舌)

⑧ むさぼらない(不慳貪)

⑨ 怒り、うらまない(不瞋恚)

⑩ 間違った見方をしない(不邪見)

4.努力する

実際に努力(精進)して動くことです。

知っているだけでは運命は変わりません。心で念じて、言葉を発し、行動を起こして努力することで徳を積んでいくことが出来ます。

アントニオ猪木の言葉でピッタリなものがあります。

この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一足が道となり、その一足が道となる。迷わず行けよ。行けば分かるさ。

行動しなければ何も変わらないので、行動することが始まりです。

5.平常心

乱されない心を保つ(禅定)ことです。これは自分の心を見て考えることで実行できます。とはいえおなかが空いていたり、病気で体が痛い時などは平常心ではいられないものです。出来るだけ環境を整えて平常心でいられるよう努力しましょう。

また、心は意図しないものに影響されるもので、他人をうらやんだり、妬んだりしてコントロールしにくいものです。一番いいのは悟りを開いた状態、般若心経の空、解脱するのが良いのですが、それだけでは足りない場合があると思います。私は、平常心でいるために成功哲学をお勧めしたいと思います。ナポレオンヒルという人が成功する人の共通点をまとめた本ですが、成功する人は、前向きな思考を持っている傾向があるというものです(詳細は実際書籍を読んでみてください)前向きな思考を持つことで他人の影響を少なくし自分に集中すれば平常心も持ちやすくなります。大欲の思想が重要で、理趣経というお経もありますが内容を咀嚼するのが難しい為、成功哲学から始めてもいいと思います。

6.知識を蓄える

日々、勉強して知恵を増やします。

知らないという事は怖いことで、消費者ローンを借りたり、リボ払いをしている人はお金を沢山支払っていて、働いても働いてもお金がたまりません。逆に貯金、投資をしている人はどんどん資産が増えていき老後にその差は分かることになります。若いうちから知識があれば効率良く人生を過ごすことが出来ますが、知らないと遠回りすることになります。

開運方法も知らないで50年過ごすのと、知っていて50年過ごすのでは大きい違いです。務めて知識を増やすことが重要です。今はYoutubeやブログがあり、無料で勉強できる環境があり大変恵まれた時代だと思います。

 

六つの行動を起こす。

まとめ

仏教では五種供養というものがあります。毎日神仏にお祈りする時に捧げるものです。

1:供物 禅定を保つ、おなかが空いた状態では平常心が保てない供物を備えることで平常心を保てるよう祈ります。

2:線香 選考の香りは燃えても後に残る。人も生きている時に努力して死んだあと良い香りの残るよう生きられるよう祈ります。

3:花 花は切られても美し姿を周りに魅せる。人も耐えて美しく咲けるよう祈ります。

4:灯明 ろうそくの灯りは暗闇を照らして周りが良く見えるようになります。智慧の灯明を得て人生を間違わず生きて行けるようお祈りします。

5:水 水は器に合わせて従い万物を生かします。環境に合わせて周りの為になれるよう祈ります。

人は忘れるものです。また理解する能力にも限界があります。毎日祈ることで、意識の深い所に刻み込むと無意識に行動できるようになります。また、意味がよくわからなくてもある日ひらめくこともあります。良い習慣を身に着けて運命を変えてください。

アメリカの哲学者 ウィリアム・ジェームズ(ヒンズーの教えとの話もあり)の言葉です。

心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、習慣が変われば運命が変わる、運命が変われば人生が変わる。

 

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