成功するために必要なもの

成功するために必要な条件

誰もが成功したい、幸せになりたい、そう思って生きています。(一部、恨みや怨念で、自分が不幸になっても他人を不幸にしたいと思いながら生きている人もいます)

成功するためには三つの条件が必要と言われています。一つ目は運、運が悪い、徳がないと成功できません。二つ目は、自分の努力、努力しない成功は成功と言えません。成功するために、努力し考えて行動してその成果が成功です。三つ目、最後は環境、ヒトやモノの縁です。結婚したいと思っていても、無人島では運が良くても、努力しても結婚できません。この三つがそろわないと成功しないといわれています。

自分の努力

古今東西、成功するためにはプラス思考が必要と言われています。良いことを考えて、良いイメージを膨らませると良いものに向かっていくというものです。しかし、この世の中はとても自分の幸せをイメージできる環境ではありません。厄災、疫病、失業など、どうしようもない不幸な出来事。子供たちは学力で比較され、周りとのコミュニケーションの中で自分を抑えられながら大人になり、小さいころから刷り込まれたマイナスイメージを取り除くのは並大抵な努力ではありません。

顕在意識、潜在意識という言葉があります。顕在意識は表面の意識で自分の考えを自分で理解している部分。ちょっとややこしいので、わかりやすくしますと、おなかがすいたなあとか、1たす1は2とか比較的普段使っている意識です。潜在意識は、毎日の生活で培ったものが深いところまで入り込み無意識に動いているものです。普段から良いイメージや良いことを考えていると潜在意識に蓄積されて知らないうちに良い方へ良い方へ進んでいくというものです。この部分が自分の努力です。日々良いことを考えて、善い行いをしていると無意識に良いものが蓄えられて運命を良い方へ進んでいくことができます。しかし、前段でも説明しましたように自分の中にある悪いイメージを良いイメージに変えるのは大変です。潜在意識に良いものを入れるのは相当な努力が必要です。また、今悪いものが入っていると、その癖が出てしまいなかなか良いもので書き換えるのが大変です。

プラスイメージが持てないケースで多いのは、性悪説に陥って自己嫌悪から逃れられない場合です。家族、親の目を通して自分を見てしまい、悪いイメージが刷り込まれてしまい出来が悪い、ダメな人間だと思い込んでしまうことです。周りの人たちや世間一般の物の見方から自分の可能性をつぶしてしまい、自分の幸せを信じられなくなってしまうことがあります。師匠からこんな話を聞いたことがあります。「バッタを捕まえて虫かごに入れると、遠くまで飛べるのに飛ばなくなる。飛ぶとぶつかっていたいので飛べなくなる。」人も同じで、本当は能力があるのにその能力を活かせないまま過ごしていると自分の才能を活かしきれないで過ごすようになります。

また、自分自身と向き合った時に、神様を意識すると欲を肯定しないものが多く、自分を否定的な存在ととらえてしまった時です。人は生きている限り欲がありそれは自然なことです。その欲を肯定して、受け入れてコントロールすることができれば大変強い力を発揮します。西洋の成功哲学や、真言密教は欲を肯定して幸せになる方法を説いています。

幸せなイメージを、持てるようになることが重要です。そのためには、毎朝鏡を見るとき、夜寝る前、普段の仕事や生活でも前向きな言葉や行動の積み重ねが必要です。

欲を昇華する

自分が幸せになるためには、周りの人たちも幸せでないといけません。家族が病気だったり、同僚が休んだりするとあなたは自分の幸せどころではなく他人の世話で忙しくなります。そのためには、家族の幸せ、会社の経営、国の安定、世界平和、環境問題の改善を意識して全てが良くなるように意識すると、低次元の欲から高次元の欲へ昇華することができます。最近ではSDGs(持続可能な目標)を掲げることが良い事という認識が出てきているので大変良い事だと思います。

心がニュートラルになれるように自分を統制出来るようになる

今年50になりますが、できるだけ早い段階、10代後半くらいに自分が幸せになれるイメージを強く持てるようになることが重要だと思います。1日に30分でも1時間でも心を整理する時間をもって、自分が幸せになれるイメージや辛いことを帳消しにして運命に立ち向かっていく強い心を作る時間を持つことが必要だと思います。ヨガでも、読経でも、入浴でも、飲酒でも何でもいいので逆境に負けない心を造ることが重要だと思います。